オブシディアン 寝る時の使い方と怖い噂の真相

「オブシディアン 寝る時」と検索しているあなたは、オブシディアンを就寝時にどのように使うのが最適か、そして「怖い」「人を選ぶ」といった噂について不安を感じているのではないでしょうか。

オブシディアンは、その強力なエネルギーから、寝室に置くことで安眠をサポートすると言われる一方、エネルギーが強すぎるのではないかという心配の声も聞かれます。枕の下に置く方法や、アクセサリーのまま身につけても良いのか、もし合わなかった場合の好転反応はどのようなものか、具体的な情報を知りたいとお考えでしょう。

この記事では、オブシディアンを寝る時に安心して活用するための正しい知識と、それにまつわる様々な疑問について、分かりやすく解説していきます。

枕の下に置く方法と期待される効果

オブシディアンを寝る時に使う最も一般的な方法は、枕の下に置いて休むことです。

オブシディアンは持ち主の潜在意識に働きかける力が強いとされています。このため、枕の下に置くことで、寝ている間に精神的な緊張やストレスを和らげ、安眠をサポートする効果が期待できると言われています。

また、潜在能力を引き出し、直感力や洞察力を高める手助けになるとも考えられています。寝室全体のエネルギーを整える目的で、枕元やベッドサイドに置いておくのも良い方法です。

アクセサリーとして身につけたまま寝る注意点

ブレスレットなどのアクセサリーとしてオブシディアンを身につけたまま寝ることも可能です。

ただし、注意点も存在します。寝ている間は無意識に体を動かすため、自分でブレスレットを強く引っ張ってしまったり、ベッドの柵や他の家具に引っ掛けたりする可能性があります。

これにより、アクセサリーを繋いでいるゴムやワイヤーが切れてしまうことも考えられます。もし、アクセサリーが破損することが気になる場合や、睡眠中に腕につけている感覚が気になる方は、寝る前に外す方が安心でしょう。外したオブシディアンは、前述の通り、枕の下や枕元に置いておくことをおすすめします。

オブシディアンが怖いと言われる理由

オブシディアンが「怖い」とされる背景には、いくつかの理由が考えられます。

第一に、その強力なエネルギーが挙げられます。オブシディアンは火山活動によって生まれた天然ガラスであり、非常に強い浄化や保護のパワーを持つと信じられています。このエネルギーの強さが、人によっては「怖い」という印象につながることがあります。

第二に、漆黒の見た目です。光をほとんど通さない深い黒色や、割れた際の鋭い断面が、神秘的であると同時に、どこか近寄りがたい雰囲気を放っています。

第三に、後述する呪術に使われてきた歴史や、「人を選ぶ」といった伝承が、怖いというイメージを補強している側面があります。

オブシディアンは人を選ぶ石か

オブシディアンは「持ち主を選ぶ石」だと言われることがあります。

これは、オブシディアンが持つエネルギーの特性に関係しています。オブシディアンは、持ち主の心の奥底にある感情や、隠れた本質を映し出す鏡のような役割を持つとされています。時には、持ち主が目を背けたい弱点や過去のトラウマを表面化させることもあるようです。

そのため、持ち主の波動とオブシディアンのエネルギーがうまく共鳴すれば素晴らしいサポートが期待できますが、その力がネガティブに働くと感じる人もいるため、「人を選ぶ」と表現されることがあります。

オブシディアンと同様に、非常に高い波動を持ち「人を選ぶ」と言われる石にはアゼツライトもあります。アゼツライトとの相性やその強力な効果について興味がある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

好転反応とは？その具体的な内容

オブシディアンを身につけ始めた際、一部の人に「好転反応」と呼ばれる現象が起こる場合があります。

好転反応とは、新しいエネルギー（この場合はオブシディアンの力）に体が適応しようとする過程で起こる、一時的な心身の不調を指します。

具体的な内容としては、頭痛、めまい、眠気、または一時的な気分の落ち込みなどが挙げられますが、症状には個人差が大きいです。これは、石のエネルギーが持ち主のエネルギーバランスを調整しようとしているために起こると考えられています。

もし好転反応が強く出てつらい場合は、無理をせず、石を身につける時間を短くしたり、一度外して様子を見たりするのが良いでしょう。

オブシディアンで胸が苦しくなる理由

オブシディアンを身につけて胸が苦しくなったり、腕が痛くなったりする場合、それは石との相性が悪いというよりも、オブシディアンの強いエネルギーによる反応である可能性が高いです。

オブシディアンは、持ち主が普段意識していない潜在意識や、心の奥にある本質と向き合わせる力が強いとされています。胸の苦しさは、そうした心の深い部分が浄化されようとしている過程で生じる反応かもしれません。

何か悪い力が作用しているわけではなく、むしろ心の浄化につながっているプロセスだと考えられます。ただし、あまりにもしんどいと感じる場合は、石を外してホワイトセージなどで浄化し、大切に保管するのも一つの方法です。

オブシディアンのように強いエネルギーを持つ石は、持ち主の霊的な感覚に影響を与えることもあります。霊感を高める石として知られるアゼツライトの効果や、エネルギーの感じ方について、さらに詳しく知りたい方もいるかもしれません。

呪術に使われていた歴史的背景

オブシディアンが持つ神秘的なイメージは、その歴史的背景にも由来します。

明治大学博物館の解説によれば、オブシディアン（黒曜石）は火山活動によって生まれた天然ガラスであり、特定の産地から産出されます。割れ口が非常に鋭利になるため、旧石器時代からナイフや矢じりなどの石器として実用的に使われてきました。

それと同時に、世界各国の古代文明において、その黒く輝く見た目から特別な力を持つ石と信じられ、祭祀や呪術の道具として用いられてきた歴史があります。魔除けの護符や、未来を予見するための鏡として使われたという文献も見つかっています。呪術に使われていたと聞くと不安になるかもしれませんが、それはオブシディアンが強力なエネルギーを持つことの裏付けとも言えます。

悪縁を断ち切るスピリチュアルな力

オブシディアンは、スピリチュアルな側面において「悪縁を断ち切る」力が非常に強いとされています。

これは、オブシディアンが持つ強力な魔除けと浄化のエネルギーに関連しています。持ち主にとって不要な人間関係や、ネガティブな影響を与える環境、自分自身の悪い習慣などを断ち切るサポートをしてくれると言われています。

人間関係のトラブルを抱えている人や、過去のしがらみから解放されて新しい一歩を踏み出したい人にとって、オブシディアンは力強いお守りとなる可能性があります。

悪縁や因縁に心当たりがあるなら、こちらの記事も参考になるかもしれません。

強力な魔除けとしてのお守り効果

オブシディアンの最も代表的な効果の一つが、強力な魔除けのパワーです。

古くから護符として用いられてきた歴史が示す通り、オブシディアンはネガティブなエネルギーや邪悪なものから持ち主を強力に保護すると信じられています。

外部からの悪意や嫉妬といったマイナスのエネルギーを跳ね返し、持ち主の周囲にバリアを張るような役割を果たすとされています。トラブルや悩みを抱えている時だけでなく、日常的なお守りとしても非常に頼りにされている石です。

オブシディアンは恋愛にも効果的か

オブシディアンは魔除けや自己浄化のイメージが強いですが、恋愛においても効果を発揮すると言われています。

オブシディアンは、持ち主のネガティブな感情や過去のトラウマを浄化し、自己肯定感を高めるサポートをします。これにより、自分に自信を持って恋愛に臨めるようになるでしょう。

また、恋愛における不安や恐れを取り除き、思考のバランスを整えることで、持ち主の魅力を高めるとも言われています。特に、恋のライバルがいて弱気になっている時や、過去の恋愛を引きずって新しい一歩が踏み出せない時（復縁など）に、自分自身を克服し、前向きな気持ちで恋愛を楽しむための後押しをしてくれると考えられています。

オブシディアンが自己肯定感を高めて恋愛をサポートするのに対し、「希望の石」と呼ばれるアマゾナイトは、誠実な愛を育むサポートをしてくれると言われています。アマゾナイトが持つ具体的な恋愛効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。

オブシディアンが持つ本当の意味 効果

オブシディアンは「心眼」を象徴し、物事の本質を見極め、未来を見通す意味があるとされています。

その本当の効果は、持ち主の心の奥底にある影の部分、つまり弱点やトラウマ、不安などを顕在化させることにあります。それらを表面化させることで、持ち主がそれらと向き合い、癒し、乗り越える手助けをします。

また、マイナス思考をプラスに変え、集中力を高め、持ち主が困難を乗り越えて正しい道に進めるよう導くとされています。

石言葉には「潜在能力の開花」「集中力」「不思議」などがあり、人生を変えたい、新しい自分に生まれ変わりたいと願う人をサポートする石と言えます。

オニキス モリオン 違いは？

オブシディアンは、オニキスやモリオンといった他の黒い石と混同されがちですが、鉱物学的に全く異なるものです。

オブシディアンは火山活動で生まれた「天然ガラス」です。一方で、オニキスは「瑪瑙（めのう）」の一種であり、モリオンは「黒水晶」です。

見た目は似ていますが、成分や硬度、持つとされるエネルギーの特性も異なります。それぞれの違いを以下の表にまとめます。

和名	石の種類	硬度 (モース硬度)	主な特徴・効果
黒曜石（オブシディアン）	天然ガラス	5	魔除け、悪縁を断つ、本質を見抜く
黒瑪瑙（オニキス）	瑪瑙（カルセドニー）	6.5 – 7	厄除け、成功、忍耐力、意志の強化
黒水晶（モリオン）	水晶（クォーツ）	7	最も強力な魔除け・邪気払い

オブシディアンはガラス質であるため、水晶系のオニキスやモリオンに比べて硬度が低く、衝撃に弱い点も大きな違いです。

今回比較したオニキスも、オブシディアンと同じく魔除けとして人気の高い石です。オニキスのお手入れ方法や、水を使った浄化が可能かどうかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

レインボーオブシディアンの特別な意味

オブシディアンの中には、光の当たり方によって七色の輝き（シラー）が見える「レインボーオブシディアン」と呼ばれる種類があります。

この神秘的な虹色の輝きは、溶岩が冷え固まる際に含まれた微細な結晶（角閃石など）が平行に並ぶことで生じます。

レインボーオブシディアンは、通常のオブシディアンが持つ魔除けや浄化の力に加え、特に強力な保護作用を持つとされています。トラブルや逆境に直面した時、暗闇の中の虹の光のように持ち主を照らし、解決のアイデアや乗り越えるための忍耐力を与えてくれると言われています。また、恋愛におけるしがらみを断ち切り、未来へ前進する勇気をサポートするとも考えられています。

相性の悪い石は存在するのか

パワーストーンの世界では、基本的に「相性が悪くて喧嘩してしまう石」は無いと考えられています。

オブシディアンも同様で、他の石と組み合わせることで悪い影響が出ることはないとされています。

むしろ、組み合わせることで互いの効果を高め合う「相性の良い石」が存在します。例えば、オブシディアンと「翡翠（ひすい）」を組み合わせると、周囲からの信頼を得るサポートになると言われ、管理職など人をまとめる立場の人に適しています。また、「タイガーアイ」と組み合わせると、ストレスの緩和や思考のバランスを整える効果が高まるとされています。

基本的に相性が悪い石はありませんが、石の組み合わせによってエネルギーのバランスが変わることはあります。他の石、例えばアラゴナイトと相性が良い石、そして組み合わせる際の注意点についてまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください。

右手に付けると効果が変わる？

オブシディアンのブレスレットを「右手に付けないとダメ」という決まりは一切ありません。

スピリチュアルな観点では、左手はエネルギーを受け取る手（吸収）、右手はエネルギーを放出する手（放出）と言われることがあります。

この考え方に基づくと、オブシディアンの持つ魔除けや悪縁切りの効果（ネガティブなものを断ち切る・放出する）をより強く期待する場合は、右手に付けると良いかもしれません。逆に、オブシディアンのエネルギーを自身に取り込みたい場合は左手が適しているとも考えられます。

しかし、これはあくまで一説です。最も大切なのは、ご自身が「しっくりくる」と感じる手に付けることです。利き腕に付けると邪魔になる場合もありますので、特定の手にこだわらず、ご自身の感覚を優先してください。

偽物の見分け方と簡単な確認法

オブシディアンは天然ガラスですが、安価な模造ガラスや他の石を黒く着色した偽物が流通している可能性もあります。見分けるためのいくつかのポイントを紹介します。

マイクロライト（内包物）の確認

天然のオブシディアンは、溶岩が急速に冷える過程で微細な結晶や気泡（マイクロライト）が含まれることが多くあります。強い光を当てて石の内部を透かして見ると、これらの小さな内包物や、レインボーオブシディアンのような輝きが確認できる場合があります。均一すぎる真っ黒なガラスは、人工の可能性があります。

重さと温度

オブシディアンは天然ガラスであるため、同じ大きさの水晶（モリオン）や瑪瑙（オニキス）と比べると、やや軽い感触があります。

また、熱伝導率が水晶ほど高くないため、手に持った時に水晶系の石が持つような「ひんやり」とした冷たさを感じにくい傾向があります。

ただし、これらの見分け方は素人には難しく、確実ではありません。信頼できる専門店で購入することが最も安心な方法です。

オブシディアン以外にも、アメトリンのように偽物が多く流通しているパワーストーンは少なくありません。アメトリンの本物と偽物を見分ける方法や、その価値の違いについて知っておくことも、石選びの参考になるはずです。

オブシディアンに適した浄化方法

オブシディアンは自浄作用（自分で邪気を浄化する力）が非常に高い石とされており、他のパワーストーンほど頻繁な浄化は必要ないと言われています。

ただし、エネルギーが強い分、大きなネガティブエネルギーから持ち主を守った後などは、浄化して休ませてあげるのが良いでしょう。

オブシディアンの浄化方法は、塩を用いる方法以外であれば、ほとんどの方法が適しています。

• 水晶クラスター：クラスターの上にオブシディアンを置いて休ませます。

  
  

• 月光浴：月の光（特に満月）に当てて浄化します。

  
  

• ホワイトセージ：セージの煙に数回くぐらせて浄化します。これはハーブを燃焼させてその香りを利用する方法で、日本アロマ環境協会（AEAJ）が解説するアロマテラピーの芳香浴法の一つである燻蒸（くんじょう）にも近い考え方です。

  
  

• 音：音叉やヒーリングミュージックなどの音を聞かせて浄化します。

  
  

• 水：流水（川や湧き水が理想ですが、水道水でも可）で洗い流します。

  
  

塩による浄化は、オブシディアンの表面の微細な構造に影響を与える可能性を懸念して、避けた方が無難とされています。

オブシディアンは水での浄化が可能ですが、パワーストーンの中にはオパールのように水に非常に弱く、変色やひび割れの原因になるものもあります。大切な石を守るためにも、水を使った手入れのリスクについて確認しておきましょう。

オブシディアンの処分方法と保管

もしオブシディアンが不要になったり、強く割れてしまったりした場合、処分に迷うかもしれません。

まず前提として、一目惚れするなどして縁あって手元に来た石は、無理に処分するよりも、浄化した上で箱や袋に入れ、感謝の気持ちを伝えて大切に保管しておくことが推奨されます。

それでも手放す必要がある場合は、自然に還す方法が一般的です。

土に還す方法

お清めの意味で少量の天然塩（オブシディアン本体に直接触れないよう注意）と共に白い紙や布に包み、自宅の庭や、公園・神社の敷地内（管理者に迷惑がかからないよう配慮が必要）など、清浄な土の中に埋めます。これは、石が元々生まれた場所である地球に感謝して還すという意味合いを持ちます。

どちらの方法を選ぶにしても、これまで守ってくれたことへの感謝の気持ちを持つことが大切です。